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夕月夜

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古典和歌や自作和歌の披露及びに研究

『涙の露』

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君を待つ
春のなごりの
まどろみに
散りゆく花の
心あらなも

山の端に
月の光は
さえしとも
風のたよりに
心すさびし

色づきし
夕ぐれわたす
天の川
かたみの月は
思ひなきもの

今日もまた
涙の露を
おきまよふ
さびしさつのる
袖は濡れにし
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# by genji-universe001 | 2010-09-18 14:47
『若櫻の想ひ』

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君がため
嵐にむかふ
櫻井の
逝く春惜しみ
咲けと祈りし

咲く花は
永遠に滅びぬ
よろこびを
揺るぐ光に
ただ語らずや

あるもよし
なきもまたよし
とこしへに
咲きて散るのが
己がさだめと


「愛別離苦」「月の雫」に続くシリーズ物の第三段。第三首目は浄土真宗の善宣和尚の歌から引用させていただきました。
若櫻は荒鷲・若鷲と置き換えてもらえれば判りやすいかも。このシリーズ物は太平洋戦争で散華した若者への鎮魂歌です。
私の和歌は、このような人間の哀しき業を描いたものが沢山あります。
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# by genji-universe001 | 2010-09-17 19:28
石川さゆりオフィシャルウェブサイト
中森明菜 UNIVERSAL MUSIC OFFICIAL WEBSITE
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# by genji-universe001 | 2010-09-17 19:19
『月の雫』

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おのが身を
たむけて見やる
手枕の
袖にしのぶる
君を思ひし

しら露と
消ゆる我が身の
あくがれぞ
今宵の月に
濡るる雫は

人知れず
君がかたみに
なさむ身は
乱れも知らず
うちふせるのみ


風雲録を凌ぐほどの幽玄歌であるかも…
『愛別離苦』の続編として相応しきものとなりました。

私撰和歌集Ⅱ
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# by genji-universe001 | 2010-09-15 19:14
『愛別離苦』

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いつまでも
心にのこる
いしずえと
なっていかむと
おほせしものを

海原の
風のなごりに
散りまがふ
何処をはかと
さだめなきこそ

かへりしは
君のみたまの
白き箱
いだきまゐらす
九段の坂を

ありしかと
思ひざらまく
かかれども
ありしここちは
我ばかりかな

誰もかく
ありけんと見ゆ
うたかたの
おぼえて久し
ありし日を見む

いまはただ
心さやかに
やすらへん
みたま護りし
この日ノ本に

特攻隊に捧げし愛別離苦の唄」が完結し、「忘却のかなた」と改題して披露致します。
私の住む岐阜県西濃地方は、大東亜戦争で特攻隊員として、家族や国の為に身を挺した方々が非常に多かったのです。
涙がとまりません。お許しあれ… 007.gif
なお、この『愛別離苦』の歌は、戦争の体験談を沢山聞いた諸々を基にして創作したものであります。
すでに、麻生元総理宛てにも、この歌は送ってあります。

私撰和歌集Ⅱ
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# by genji-universe001 | 2010-09-14 22:59