雲の上も涙にくるる秋の月いかですむらむ浅茅生の宿
【訳】
雲の上の宮中でも涙に曇って見えぬ月はどうして澄んで見えよう、まして下界の茅(ちがや)の生えている
荒れた亡き桐壷更衣の実家では。
また、母君はどのようにして暮らしているだろうか、娘をしのんで私以上にさびしい日々を送っているだろう。
『源氏物語』桐壷の帖に記された有名な歌。
「すむ」は「住む」と「澄む」の掛詞。
【訳】
雲の上の宮中でも涙に曇って見えぬ月はどうして澄んで見えよう、まして下界の茅(ちがや)の生えている
荒れた亡き桐壷更衣の実家では。
また、母君はどのようにして暮らしているだろうか、娘をしのんで私以上にさびしい日々を送っているだろう。
『源氏物語』桐壷の帖に記された有名な歌。
「すむ」は「住む」と「澄む」の掛詞。
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by genji-universe001
| 2012-11-06 16:51